【読書ノート】夢をかなえるゾウ2/水野敬也
ガネーシャが悩める主人公を成功に導いていく、『夢をかなえるゾウ』シリーズの第2弾。
今回は、ガネーシャではなく、貧乏神の金無幸子さんの存在が気になりました。
人のために何かをする
美しくなった幸子さんに感動しているのは、プレゼントをもらった幸子さんではなく、プレゼントを渡した僕なのだ。
相手へのプレゼントがそのまま自分へのプレゼントになっている。
(P.242)
自分のためではなく、人のため、相手のために何かをすることによって、自分が幸せを感じることができると述べられています。
そういうつもりで生きてきた訳ではありませんが、結果的に自分本位だった私には反省させられることが多く、もう少し心を外に向けないといけないと感じました。
人の意見を聞いて成長する
ガネーシャは、人間は成長する生き物だけれど、人の意見を聞く耳を閉ざしてしまうと、それが阻害されると説きます。
「もちろん他人の批判を恐れずに自分を貫くんも大事やで。でもほとんどの人が他人の意見わ聞かへん本当の理由はな、『直すのが面倒だから』やねん」
(P.79)
人から批判されると、私でも気分が悪く、「自分は正しい」と意固地になってしまいがちです。
人の批判は甘んじて受けて、自分を冷静にみつめ、直すべきところはメンドくさがらずに直すように心がけようと思います。
まとめ
歳をとると頑固になり、人の言うことは聞かない、孤立してしまうといった状況に陥りがちです。
だからこそ、気持ちを外へ外へと向けて、家族と、友だちと、社会とつながっていきたいと思いました。