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今話題のeSIMのメリットは?デメリット・注意点について考えてみました

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最近、eSIMが話題になることが増えてきました。eSIMってなんだろう、何かいいことあるのかなぁ、興味あるけど注意することとかないのかなぁと、気になっている人も多いと思います。

この記事では、そのような人に向けて、eSIMのメリットやデメリット、注意点などについて書いてみようと思います。

 

 

eSIMのメリット5つ

時は金なり, コイン, 文字, 楽しい, 時計, 時間表示, お金, ユーロ, 現金, 通貨, 目覚まし時計

eSIMとは

これまで一般的に使われてきたSIMとは、「Subscriber Identity Module(加入者認識モジュール)」の略で、携帯電話の契約者情報やキャリア情報、電話番号などのデータが書き込まれていて、このSIMが挿し込まれて初めて、スマートフォンはキャリアのネットワークを通じて、電話の発着信やインターネットの利用が可能になります。

それに対しeSIMは「embedded SIM(組み込み型SIM)」の略で、製造時から本体内に組み込まれているもので、従来はSIMに書き込まれていた情報を、契約後にeSIMに設定して(書き込んで)、キャリアが提供するネットワークが利用できるようになるというものです。

個人的には、eSIMは以下のようなメリットがあり、携帯会社を乗り換える時や、機種変更の時などに可能ならば物理SIMに換えて導入した方がいいと考えています。

 

メリット1:申し込みから開通まで短期間

以前の記事で、この春、楽天モバイルに乗り換えたことを書きました。

bright-side.hateblo.jp

楽天モバイルは早い段階から対応していたので、eSIMで申し込みをしました。

今までの経験では、SIMが発送されるのに数日かかっていたのに対し、今回は申し込みの翌日には書類が発送されていました。

SIMを発送する必要がないので、あらかじめ用意しておいた書類だけを発送すればよく、それだけの差が生じるのだと思っています。

eKYC(electronic Know Your Customer)で本人確認をしていれば、申し込み後すぐに回線の切り替えができたみたいです。(私はこれを見落として普通の本人確認手続きをしてしまい、書類の郵送を待たなければいけませんでした。)

※eYKCというのは、オンラインで本人確認をする仕組みです。

 

メリット2:接触不良など物理的不具合がなくなる

何回も経験したことではありませんが、携帯電話の調子が悪い時に、SIMカードの抜き差しをしたら直ったことがありました。

やはり、物理的な接触が必要なため、SIMカードと携帯電話それぞれの接触面になんらかの不具合があれば、調子が悪くなることもありえる話です。

 

メリット3:海外旅行などでもSIMの切り替えが簡単

最近では、海外旅行者用のSIMにもeSIMタイプが見られるようになりました。

eSIMであれば、飛行機に乗る前に登録をしておいて、旅行先に到着後すぐに切り替えてスマートフォンが使えるようになる、といったことができるキャリアもあるようです。

 

メリット4:複数のSIMを切り替えて使うことができる

eSIMに対応したスマートフォンであれば、複数のキャリアのSIMを登録することができます。

例えば、基本料金が無料のpovo 2.0を契約してeSIMに登録しておき、必要に応じて24時間容量無制限プランを購入して切り替えるといった使い方ができそうです。

 

メリット5:解約時にSIMの返送など面倒なことがない

キャリアを乗り換える時に、キャリアによってはSIMの返送を求められることがあります。

eSIMであれば、「モバイル通信プラン」を削除するだけですみ、SIMを送り返す必要はありません。(そもそも返送するモノがないのですが…)

 

注意点

ライト, バルブ, ぶら下がっている, 点灯, 電気, エネルギー, 電球, イルミネーション, 照らされた

メリットについて書きましたが、デメリットというか、いくつか注意しないといけないことがあります。

 

利用するには設定が必要

いちばんハードルが高いのが、契約時の設定作業ではないでしょうか。

トレイに入れてスマートフォンに挿すだけ、というこれまでのSIMと違い、eSIMは契約情報などをその中に設定しないといけません。

携帯会社から送られてくる、設定手順が書かれた説明書に従って進めていけば、できないことはないと思うのですが、慣れない人にとっては難しいかもしれません。

 

機種が限られている

すべての機種でeSIMが使えるわけではなく、ここ数年以内に発売された、一部の機種でないと利用することができません。

これからは次第に対応する機種が増えてくるとは思いますが、eSIM対応かどうかを調べたうえで購入する必要があります。

 

プランが限られる場合がある

ようやく4大キャリアすべてでeSIMが使えるようになったり、格安SIM各社でも多くで対応するようになりました。

ただし、データSIMのみの対応といった限定的な場合があります。

自分が加入したいと思う携帯会社のプランがeSIMに対応しているかどうかを予め確認することが必要です。

 

まとめ

以上、eSIMのメリット、注意点などについて考えてみました。

今、多くの携帯会社で、契約手数料やMNPの手数料などが無料になっています。

そのような状況の中、eSIMの対応機種や対応する携帯会社が増えると、少しでもいいプランを求めて、乗り換えがしやすくなってきます。

これからの5Gや6Gの整備には設備投資が必要で、ただ安ければいいというわけではありませんが、そういった乗り換えのしやすさによって、各社、よりよいプランを作ってくれることを期待したいと思います。