仙台市荒浜地区の復興支援ボランティアに参加して感じたことなど
ゴールデンウィーク、多くの人たちが東北地方へボランティアに行っていると報道されています。
私は、一足先に、4月20〜21日に、なの花交通が企画している復興ボランティアツアーに参加してきました。
被災地には解決しなければならない課題が少なくないことがわかるなど有意義な経験をしました。
ツアーの概要
このツアーは、金曜日の夜中に出発、翌日3時頃までボランティア活動をした後、温泉で汗を流してその日の夜に帰るという、約24時間のプランです。
今回は、仙台市若林区のReRootsというボランティア団体が行う、農地の瓦礫除去作業を手伝いました。
現地に行ってわかったこと
- 復興計画がまだ決まっていないらしく、復興は手つかずの状態である
- 少しずつ処理されているものの、依然大量の瓦礫が残っている
- 荒浜地区には荒浜小学校以外に高い建物がなく、避難先が限られていた
- 大学生を中心とした若者たちが地域の復興を真剣に考えている
写真のように、多くの家が流され、1年が経つというのに、建設中の家は全くありませんでした。
所々に「再び荒浜に戻りたい」という趣旨の看板が立てられていて、復興計画がまだ決まっていないのかなぁ…という印象を受けました。
海岸の近くに、臨時に造られたと思われる焼却設備で瓦礫が焼却されていました。
焼却炉の周りには瓦礫がうず高く積まれ、処理してしまうにはまだまだ時間がかかりそうでした。
荒浜地区に現在残っているのは、小学校とガソリンスタンドの跡だけでした。
この地区で津波から逃れるには、車で内陸側に逃げるか、小学校に避難するしかないのではないか、という状況でした。
ReRoots若林ボランティアハウスは、東北大学の学生さんを中心とした若者たちによって運営されています。地域の皆さん、特に農家の人たちと連携を取りながら、いろいろな作業を行っているようです。
作業前の説明で、畑や田んぼが津波でやられ、やりがいを失った農家の方々に、もう一度農業をやろうという気持ちを持ってもらいたいと思っているという話を聞きました。
被害に遭った人たちの「心」を含めた復興を目指していることが伺えました。
若いのに、頭の下がる思いです。
今回のボランティアで思ったこと
- 若者が頑張っているので、今後も支援したい
- 被災地が復興を遂げるまで見守っていきたい
上でも書いたとおり、今回のボランティアの中心は、大学生でした。
若い彼らが、なんとか地域を復興させたいという熱い思いで活動していることを知り、物心両面での支援が必要だと感じました。
今回行った荒浜地区をを含め、被災地が復興するには、まだまだ多くの時間と人手が必要であることが分かりました。
このような現状を知り、継続した支援の必要性を強く感じています。
今後も、ボランティアだけでなく、いろんな形で支援を行い、復興していく様子をこの目で見ていきたいと感じした。
おまけ
なの花交通のボランティアツアーは、昼食の弁当付き!
なんと、牛タン弁当でした。少し厚みの足りない牛タンでしたが、美味しくいただきました。
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