設定するだけ 無料でできるスマートフォンのデータ防衛術〜iPhone編(ライトユーザー向け)
先日、LINEのデータは失くしてしまうと復元するのが難しいという記事を投稿をしました。
スマートフォンには、LINEに限らず他にもたくさんの大事なデータが保存されていると思います。
そこで、iPhone歴13年の私が、無料でできるデータの防衛術について書いてみようと思います。
転ばぬ先の杖、失くしてからでは遅いので是非参考にしてください。
無料でできるスマートフォンデータの防衛術〜iPhone編
この記事では、次のような「ライトユーザー」を対象にしています。
- インストールしているアプリはそれほど多くない
- 保存している写真や動画もそれほど多くない
ふわっとした表現で申し訳ないですが、そんな感じです。ストレージの「使用済み」が60GB未満であれば使える方法ではないかと思います。
使用済みがどのくらいかは、設定アプリの「一般>iPhoneストレージ」で確認できます。
無料でできるスマートフォン(iPhone)のデータ防衛術というのは、
という方法です。
なーんだと思われた方もいらっしゃると思います。
そんなの使ってない。という方は以下で説明しますので、ぜひ設定してみてください。
iPhoneの定番バックアップ方法
多くの人がやっているiPhoneのバックアップ方法は
のどちらかだと思います。
私にとっては、iCloudは5GBでは足りなくて、料金がかかるし、MacやPCへのバックアップ(iTunesバックアップ)は、ちょっと面倒です。
実は、4年ほど前に買ったばかりのiPhoneの紛失してしまいました。
買ったばかりだったのでデータ移行した時のバックアップが残っていて、ほとんどのデータを戻すことができました。
その時に考えたのが、今回紹介する方法です。
iCloudバックアップはiTunesバッアップと違って充電している時にWi-Fiにつながっていれば自動でバックアップしてくれるし、Googleフォトも、Wi-Fiにつながっていると、自動でバックアップしてくれます。
忘れていても、ちゃんとバックアップされているというのはなんとも言えず安心です。
それでは設定していきましょう。
Googleフォトの設定
GoogleフォトはGoogleが提供する、写真、動画のバックアップサービスです。
以前は「高画質」「元の画質」のうち「高画質」を選ぶと、無制限にバックアップ可能でしたが、2021年6月から15GBまでに制限されました(残念!)。
15GBに制限されたといっても相当数の写真は保存でき、「ライトユーザー」であればしばらくは大丈夫だと思います。
制限に近づいてきたら次の方法を考えましょう。(後々記事をアップしたいと思います。)
「Googleフォト」アプリをインストールして、下の記事を参考にセットアップし、バックアップを「オン」にすると自動でバックアップされます。
Googleフォトに関して、注意点があります。
- 「Wi-Fiを利用できないときはモバイルデータ通信を使用する」を「オン」にしていると、Wi-Fiに接続されていなくてもバックアップされて通信容量が消費されてしまいます。通常は「オフ」にしておきましょう。
- Googleフォトで写真を削除しようとすると、「"Googleフォト"にこの写真の削除を許可しますか?」と質問されます。そこで「削除」をタップしてしまうと、Googleフォトに保存されている写真、本体に保存されている写真両方が削除されてしまいます。
- 「このデバイスから○○○個のファイルを削除できます」を有効にすると、元の写真や動画が本体から削除され、本体の容量の節約はできます。Googleフォト内で写真、動画のバックアップは保存されますが、「見分けはつかない」とはいえ圧縮された写真、動画ですので、慎重に判断してください。
iCloudバックアップの設定
iCloudは、Apple社が提供するクラウドストレージサービスで、Apple IDを持っていれば、誰でも5GBまで無料で利用することができます。
このiCloudにiOS標準の機能を使って「iCloudバックアップ」を作成します。
ここで、写真を含めたiPhone内のすべてのデータをバックアップしようとすると、ライトユーザーでも、多くの人が5GBでは不足してしまうと思います。
そこで、写真や動画については、Googleフォトでバックアップし、iCloudにはそれ以外のデータをバックアップするように設定します。
詳しい設定方法を説明します。
1.写真のバックアップを「オフ」にする
設定アプリで、「ユーザー名」、「iCloud」をタップします。
「写真」をタップしてiCloud写真を「オフ」にします。
2.iCloudバックアップを「オン」にする
「iCloud」へ戻って「iCloudバックアップ」をタップし、「iCloudバックアップ」を「オン」にして「今すぐバックアップを作成」をタップします。
これで設定は終わりです。
バックアップを作成しているときに、「iCloudの容量が足りません」などの警告が出たら、「iCloud」へ戻って、使っていないアプリや、あまり重要でないアプリのバックアップを「オフ」にして容量の調整をします。できれば4GB未満くらいに抑えるといいかと思います。
(もうすぐiCloudの容量がいっぱいになるよ〜というお知らせが出るようになります)
まとめ
以上、無料でできるスマートフォンのデータ防衛術について説明しました。
まだバックアップについて設定していない人はぜひデータをなくす前にとりあえず設定してみてはどうでしょう。
使っていくうちにどうしてもデータは増えてきますので、その先の防衛策についても考えていきたいと思います。
私も、少し前まではこの方法で安心を得ていました。
だんだん容量が心許なくなってきて、少し前にiCloudの50GBプランにアップグレードしました。
有料ですが1か月130円(ペットボトルのお茶1本分)です。これで、安心が買えると思ったら安いものと思い、契約しました。
また、この記事を書くにあたって、iCloudのことを確認していたら、iCloud+にアップグレードしていて、50GBプランでもファミリー共有で5人の他の家族と容量をシェアできるるようになっていました。(これまで共有できるのは200GBプラン以上)
夫婦でそれぞれ別に契約していましたが、さっそく設定を変更し、二人でシェアすることにしました。
このアップグレードで今回の記事のお得度が下がってしまいそうですが、今日紹介した方法は、なんといっても無料でできることですので、試していただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。